達磨忌(だるまさんの命日) 10月5日
達磨忌(だるまさんの命日) 10月5日
達磨忌を迎えると、涼しくなってそろそろ衣替えしよう、というのがお坊さんの世界では言われています。 秋風が気持ちいい季節になりました。が、日中は真夏の暑さ なかなか衣替えが出来ません
ダルマさまと言えば、誰でも知っている縁起の良い仏さまとして一つや二つ家にまつられているはずです。 選挙の時には必ずといっていいほど登場しますよね。 “七転び八起き”といって倒しても転がしてもすぐ起き上がる。 これは本当の達磨大師(お釈迦様から数えて26代目)がどんな苦難にも屈せず、お釈迦様の教えを広めるために、インドから中国へ渡り、不屈の強い精神力で苦難を克服し切り拓いていった、その不退転の気力にあやかっています。 どんな失敗や逆境にもめげず、挫折することなく、何度でも立ち上がって邁進しようという意味で、最高に尊ばれ、親しまれている訳で、縁起物として愛されるのもそのためでしょう。 コロナ騒動の中、達磨さんの精神力、気力、丹力にあやかって、自身の成長につなげたいものです。
少林寺と言えば少林拳で有名ですが、実は達磨さんが開いたお寺で、壁に向かって9年間も瞑想した場所です。 達磨さんは瞑想だけでなく拳法、武道の達人でもあったわけです。 つまり動禅・静禅ともに行うのがバランスの取れたやり方、生き方です。 禅宗のお寺には、禅宗の初祖として本堂に必ずまつられています。